スロバキア対オランダ

両チームとも攻撃のアイデアに欠いた、フィジカル頼みの消耗戦。それでもロッベンの先制ゴールはお見事。ゴールをとれる個の力は大きい。このあと1-0のスコアが続く。ムカ、ステケレンブルグという両GKのファインセーブもあった。それにしても攻撃に夢がない。スロバキアはボールを奪ったらサイドで持ち上がり、そのままクロスを入れるという戦術を徹底していたのでわかりやすかった。Jリーグでいえば名古屋とか山形がやっている形。それに比べるとオランダは何がしたいのかいまいちわからない。日本から1点しかとれなかったのは理由があるかも。この試合を決めた2点目はセットプレイからスロバキアの隙をついたものだし、オレンジ軍団の攻撃力はちょっとあやしい。それに加えて守備もあやしい。後半だけでもビッテクが2回ほどDFラインの裏でフリーになった。これがイグアインなら2点決めている。攻撃のアイデア不足、DFラインの不安定さ。なんともすっきりしない勝利。スロバキアはしっかり集中して魂こめて守備をしていた。スロバキアが負けた理由は、FWがイグアインじゃなくてビッテクだったこと、それだけ。オランダが冴えなかっただけに残念だろう。