ポルトガル対コートジボワール

コートジボワールが秩序を重んじたチームプレーを実践して、ポルトガルに点を与えなかった。勝利に値したのはコートジボワール。得点だけがなかった。エースの怪我が響いた。それでもディンダン、ジェウヴィーニョという左右のウィングがよくチャンスを作っていた。フィールドプレーヤーは細かいポジション修正を怠らず、良い位置関係を保ち続けていた。秩序と知性を植え付けたエリクソン監督はさすが。注目のクリスチアーノ・ロナウドはポストを叩く惜しいシュートがあったが、それ以外は見せ場なし。代表でもいいところを見せないとレジェンドにはなれない。
いまのところ、ナイジェリアとカメルーンという、個人の能力を重視する昔ながらのアフリカンなチームは結果を残せていない。それに対してしっかり秩序が整備されたガーナとコートジボワールはアフリカの新時代を切り開いているように思う。