NINEと8 1/2 - 三滝守八兵衛の寝言でござる

映画「NINE」とその元ネタである「8 1/2（はっかにぶんのいち）」を観る。
先に観たのは「NINE」で、それはブロードウェイでミュージカルとして上演されており、本作もオシャレでスタイリッシュかつゴージャスなミュージカル仕立て。楽しい。
次に同時上映されていた1963年製作の「8 1/2」を観た。私のように映画には疎い人間にとって昔の映画はむしろ新鮮であったが、何から何までカルチャーショックというか、風変りな映画だった。スランプに陥った映画監督の苦悩と妄想がまさにキ○ガイじみた形で表現されており、当時としては相当な問題作だったんじゃなかろうか。名作として名高いようだが、ビックリしましたわこりゃ。
話としては「8 1/2」と「NINE」は同じなのだが、撮り方が違うとこうも印象が違うものか。古い映画を観るのは楽しいかもしれない。