2001年宇宙の旅

SF映画の金字塔。ようやく見た。

2001年宇宙の旅 [DVD]

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小説版はだいぶ前に読んで、ぶっ飛んだ結末に困惑したことも忘れていた。映像が美しく、宇宙空間とか宇宙船の内外部とかの描き方が素晴らしい。見終わった後で製作年を確認すると1968年。約40年前の映画とは到底思えない。宇宙船やコンピュータといったいわゆるSFガジェットがどう描かれるかはSF映画の楽しみ方の一つだとわかった。クラシック音楽をバックに流れる映像美は、2001年をとっくに過ぎた最近のCG全開映画群も足元に及ばないのではないか。(TVドラマ版の)スタートレックや(堺正章の)西遊記の笑っちゃうようなチープさもよいが、夢に見た宇宙をちゃんと見せてくれるのは嬉しい。
映像以外の点ではストーリー含め「なんだかスゴそう」という感想だが、その理由がいまいちよくわからないのは私の無学の成せる業であり、いろいろと圧倒された感が残る映画であった。