黒人の・・・?

ブラック・アトランティック―近代性と二重意識

ブラック・アトランティック―近代性と二重意識

聞けば世間はヒップホップばかり。
まあディスコブーム時代にもダンスミュージックが流行っていたわけですが、
いまの音楽シーンの主役は黒人と言っていいでしょう。


さらに言えば、スポーツでも黒人選手の活躍は目覚しいですね。
今日は東京マラソンがありましたが、優勝したのは黒人の選手。
サッカーでもアフリカの選手の活躍は言うまでもありません。


よく「黒人選手は身体能力が高い」と言われますが、あれは本当なんでしょうか。
中には、えらく運動神経の悪い黒人もいるはずです。


一方で、アカデミズムの場で活躍する黒人はあまりいないように思われます。
政治的な思惑から、政治の世界で活躍する黒人はチラホラ見られるようになって来ましたが。


というわけで、何が言いたいかというと、黒人たちは差別され抑圧されてきた歴史を持っているわけですが、
抑圧されてきたのは

「黒人たちがものすごい力を秘めていて、(主に)白人たちはそれに気づいていて、
だからこそ抑圧してきたのではないか」

と思ったわけです。


そして、最近は

(1)保守的な権力構造が強くない分野(ストリート寄りの音楽分野)や実力主義の分野(スポーツなど)では黒人が頭角をあらわし始めている(かあるいは席巻し始めている)。

(2)保守的な権力構造が強い分野(政治やアカデミズムなど)や、表向きには実力主義だが実際のところ保守的な構造が強く、なかなか新規参入が難しい分野(クラシック音楽フィギュアスケートなど)では、黒人は未だ活躍できずにいる。

・・・のではないかなぁ、と思ったわけです。


そしてその疑問に答えてくれるであろうと思って入手したのが「ブラック・アトランティック」だったわけですが、僕の読解力では理解が非常に困難な書物でした。


誰か読んで教えてください。