パンツ丸見え事件

2時間目、授業をしていると前の方の生徒が何やらクスクス笑っている。「どしたん?」と聞いてみるが「いや、何でもないです(クスクス)」といった感じ。笑いの理由がわからないので何だか置いてけぼり感がある。板書をしているときに笑いのテンションが上がる。再び「どしたんね?」と聞いてみると「いや…先生…その〜…ズボンが…」と言う。どうしたのかと思ってお尻の方を見てみると、ズボンから糸が垂れている。「お〜、尻尾が生えとるわ」と言うと、「いや、そうじゃないんです。もっとすごいことになってます」と言うではないか。そしてしっかりと検分してみると、なんとズボンがパックリ裂けている。なんともセクスィーな感じになっているではないか。
「うわ、こりゃどうしようもないわ。なんでもっと早よう言うてくれんのんね!?」「いや、なんか悪いなぁと思って」おお君たち、私はそんな優しさを教えた覚えはないよ。
その後なんとか授業を終わらせて職員室に戻り、教頭に「かくかくしかじかで、今日一日ジャージで過ごしてもいいですか?」と聞いてみた。幸い今日は自転車で来ていたのでジャージがあるのだ。するとなんと教頭の作業用ズボンを拝借することに。助かりまっす。
その後一日でその授業の様子は学校中に知れ渡り、いろんな人から「先生、今日は面白かったらしいですね(ニヤニヤ)」などとからかわれる始末。愉快な一日でした。