高い城の男
久しぶりの90分授業。2コマ連続だったこともあってか腰が痛い。
- 作者: フィリップ・K・ディック,土井宏明(ポジトロン),浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1984/07/31
- メディア: 文庫
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物語内に「第2次世界大戦で連合国側が勝った後の世界を描いたSF本」を登場させて、「SFなのに科学のことも未来のことも書かれていないなんて変ね」などと登場人物に語らせたり、その本の作者が「高い城」に住んでいたり(それはリアル作者のディック自身に他ならないのだが)、どっちがリアルでどっちが作り話なのかなんだかよくわからなくなってくる。現実/非現実の境界線を曖昧にさせるような書き方なんてものがあるのかと感心した。