少年メリケンサック

映画「少年メリケンサック」。ぼちぼち上映が終わりそうだったので。グループ魂に続いて、パンク趣味を作品にしてしまったっていうクドカン映画。「流星の絆」「メタルマクベス」でも見られた、異なる時系列を並行して描く書き方がまた見られた。これって確立された手法なんだろうか。趣味全開なのでパンクロックにある程度の知識があるととても楽しめる、だろう。私のようにパンクは専門外でもある程度楽しめるだろう。ツアーにまわる様子はロードムービーの趣もあり、ツアーバスであるライトバンが広島の相生橋を広電の路面電車と並走するシーンには思わずニヤリ。「誰も助けてくれない」とはまた違う佐藤浩市は相変わらずかっこいい。しかしそれがどうでもいいくらい宮崎あおいがかわいい。死ぬほどかわいい。快活な役柄こそ彼女には最適。っていうか最高。あーかわいい。