Half Life2

オレンジボックス【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360

オレンジボックス【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360

Half Life2をようやくクリア。Xbox360を買ったらとりあえずいわゆるFPSをやってみたかった。で、さらに洋ゲーCEROレーティングZ。いろいろとプレステ2とは違うのだが、洋ゲーだからセンスが合わないとかいうことはなかった。わかりにくいところもあったがゲームデザインの問題だろう。CERO-Zは残酷表現が慣れるまでしんどい。サイレントヒルのような精神的なものではないが、次にFPS買うならもうちょっとカジュアルなのがいい。
で、FPSという形式は面白かった。というか一人称視点がこれほど示唆に富むものとは思わなかった。当然視野の中に自分の姿はない。現実でも自分は自分の顔を見ない。そしてこのゲームの主人公は話をしない。キャラクター設定上は「寡黙な性格」とのことで、相手の話は聞くが自分は話をしない。それは考えてみれば当然の設定で、一人称視点だと主人公は自分しかいない。その自分が自分と違う声で、自分の思いもしないセリフをしゃべり始めたらその瞬間にゲームへの没入感は大きく損なわれてしまうだろう。全般的に、出てくる敵を倒して、パズルや謎をといて先に進んでいくのは遊園地にある迷路や凝ったお化け屋敷と同じ感覚を覚えた。
それからこのゲームは特殊な物理エンジンを搭載しており(このへんの表現は文系人間にはさっぱり合点がいかないのだが)、落ちている物体をつかんだり、拾い上げたり、再び置いたり、投げたりすることができる。投げると放物線を描いて落ちていく。こうしたことは現実の世界では当たり前のことだが、これらがつい最近になって実現されたという事実は、ゲームのバーチャルリアリティなんていまだにその程度だということを証明している。ゲームと現実の区別がどうの、みたいな批判はまだまだ早すぎる。
さ、エピソード1やろっと。