ギラギラ流星の絆

9時からテレ朝系「ギラギラ」。原作の漫画は昔、研究室に置いてあったので読んだことがある。「夜王」などをはじめ、いまやホストが題材の話は珍しくないし、正直ストーリーはベタ。だがそれがいい。会社をクビになった妻子ある男が家族のために一度は足を洗ったホストの道へ舞い戻り、昔取った杵柄で大活躍みたいな。36歳のオジサンが20歳そこそこのイケメンホストたちに格の違いを見せつける、というオッサンホイホイな話なわけで。佐々木蔵之介起用はなかなか良いと思う。これから期待。研究室であいさつ代わりに流行ったセリフ「ギラギラしてるかい?」が早く聞きたい。
10時からTBS系「流星の絆」。原作東野圭吾、脚本クドカン。主役の3人兄弟については、ジャニーズの中で本格派俳優の道を快走する二宮和也が長男、次男には「ラストフレンズ」で俳優としてある意味ブレークし、意図せず個性派俳優への道を切り開きつつある錦戸亮、ジャニオタなら失禁ものの二人の兄を持つ末っ子に、どういう経緯で抜擢されたのかよくわからない戸田恵梨香。幼少時に両親が殺害されるというトラウマ確定の重たい話をクドカン流の笑いが包む。包むというか、バランスによっては骨抜きにされかねない。笑いあり涙ありだが、重たい原作と軽い脚本のバランス具合がスリリングでこれも期待。
ギラギラ 1―六本木不死鳥ホスト伝説 (ビッグコミックス)流星の絆