シュート打たないのが日本人

高校時代の友人と飲み会。
医者、会社役員×２、司法書士、フリーター×２。
現状の格差がすごいことになってる。
お代は出世払いで…とはいかないのであった。

日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 018)

コーチ経験のある著者がサッカーを通して生き方を語る書。
オシム監督のコンセプトも少しわかった「気になれる」。
たいがいのスポーツは、それを比喩にして人生や世界を語る
ことができるが、その範囲が広ければ広いほど
そのスポーツの懐の深さが感じられるし、
それがスポーツの魅力の一つでもある。
もちろんメジャーなスポーツは政治・経済・文化と
強く結びつかざるを得ないし、その功罪を批判する必要はいつでもある。
しかしそれらのテーマは本書の課題ではない。
気楽に酒でも飲みながらサッカー談義に「厚みを持たせたい」人には
ネタというかアイデアの源泉として面白い書。