サッカーの詩学と政治学
- 作者: 有元健,小笠原博毅
- 出版社/メーカー: 人文書院
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 単行本
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例えばドイツ、韓国などは日本では「メンタルが強い」という形でしか伝えられない。ドイツサッカーは「ゲルマン魂」ばっかりで、現代的なサッカーをしているのに正当な評価や解説が加えられないのは残念。韓国も同様。オランダサッカーとのつながりが強い戦術を採用しているのだから、ヨーロッパとのつながりのなかで解説してくれればもっとアジア(それどころか日本‐朝鮮半島‐中国東部という「東アジア」)の枠から飛び出せるのに。もちろんこのあたりは歴史問題が絡んでくるのは避けられないし、それが面白いところではある。でもやっぱり、テレビには期待しないが、いい加減韓国サッカーを「闘争心」でくくるのはやめてもいいんじゃないか。