神楽

家族でグリーンアリーナ武道場へ神楽を見に行く。
だが私は年末年始の暴飲暴食が胃腸を直撃。さらに裏門崩壊。
家族から1時間遅れで家を出て、着いた頃には二つ目の演目が始まっていた。
まともに見たのは桃太郎だけ。
桃太郎が退治しに行ったのは日本に飛んできた百済の王子らしい。鬼=白人説は?
お連れは犬養さん。犬じゃねえじゃん。当然キジとサルは不在。
さすがに庶民向けの伝統芸能、ストーリーは半ばどうでもよいらしく、
地味な旅の道中は端折り、戦闘アクションシーンが中心のハリウッド的な見せ方。
その物語も見てみればどれも勧善懲悪型。
音楽担当は4人で3人がリズム隊(和太鼓、よくわからん太鼓、鉄のカスタネットみたいなの)。
唯一のリード楽器が笛。
個人的な見所はカブキロックスを経て現代ビジュアル系バンドとの連続性が見られる
メイク&長髪の出で立ち。それだけでなく声の出し方などもロック的。
ルーツはこれか。合いの手も似たようなもんだ。
「ヨッ」とか「ヨイショッ」とか小気味よい。
メイク&長髪だとどうしても中性的に見えて、退治に行くなどという
男性的な企てがスポイルされる気がするのだがどうだろうか。
21世紀だからか。神楽もやっぱそういうの意識するのか。