内職と代表

もうこれ以上ディフェンスライン(〆切)は下げられない、
ということでがんばって巻き返す。
当初の予定までリカバーできた。


日本−エジプト@テレ朝
大久保と前田のツートップを試したこの試合。
果たして大久保2ゴール、前田1ゴールという結果を出した。
大久保は最近の好調ぶりが続いているようで、1点目はスーパーゴール。
ゴール正面、PA外でボールを受けて、マーカーを背にしてボールをキープ。
反転してマークを外しながら左足で巻き込むようにシュート。
至近距離ではないし、インフロントにかけるようなキックで
ゴール右隅ギリギリに決まるシュートをノーステップから放ったのだからお見事。
高いテクニックとシュートへの意識を十分証明したと思う。
それに対して前田は、難しいプレイを簡単「そうに」こなす好きな選手だが、
オシムの戦術を理解して周囲と連携を深めるには時間が足りなかったか、
パサーの意図に反して飛び出しが遅れる場面が多々見られた。
彼は1点入れたし、外したシーンは1対1の対応を完璧にこなしたエジプトGKのファインプレー。
股下の狙いも読まれていたのではないか。
そういうことを考慮に入れても、これからも使われるかは未知数。
エジプトはヨーロッパ組とアフリカ選手権続行中のアル・アハリ組抜きの
1.5軍だったとはいえ、4−1の大勝は気分がいい。


U-22日本−U-22カタール@テレ朝
李ワントップに柏木がトップ下、右に水野、左に本田圭と
なかなかに胸躍る攻撃陣。控えには家長もいるし。
日本はセットプレーから青山直が押し込んで先制。
後半、足が止まったカタールに対して効果的に守備ができていたが、
セットプレーから交代で入った16歳(!)のハッサンが
トリッキーなヒールキックで押し込んで同点。
余勢を駆って猛攻をしかけるカタール
とはいえ、このまましのいで引き分けかな、と思っていたら。
後半ロスタイム、PA内でハンドをとられPK。
この時間帯、ハンドをとられるにしては微妙なプレーにも見えたが。
これを決められてまさかの大逆転劇。
カタールはドーハ。次は神主同伴で臨んだほうがいいんじゃないか。
広島ファンとしては青山敏と柏木に注目していたのだが、
青山は強い守備力を十分見せていたし、彼の持ち味のロングシュートも見られた。
柏木に関しては「19歳」を連呼して強調する実況にうんざりせざるを得ないわけだが、
金髪(あれはシルバーらしい)に染めてホストみたいになっちゃって、
お調子ノリっぷりを発揮している間はまだ重圧がネガティブには出ていない
ということなのだろう。
期待されればされるほど燃えて、力を発揮できるタイプの人間もいるし、
それこそプロに求められる資質だろうから。
でもピッチの上では年齢関係ないのであって、柏木は動きは運動量含めてよかったが、
キックの精度など含めればそんなによくなかったように思う。
柏木に対する評価は、小島よしおに対するのと同じくらい甘いんじゃないかなぁ。